Rolling

Rolling

 
 3月解禁当初、赤川のポイントは河口域で3段から河口までがメインとなる。早い時
期は遡上も少ない無い為に、中流域での釣果はまずない。この時期は活性が低いため
に狙いは底となる。基本的にはスプーンを使うが、スプーンだけでは飽きてくるため、
DEEPミノーやバイブレーションも交えて組み立てる。

    

 釣り方としては主にローリングで、正面やや上流にキャストし、ラインスラッグを
取る。そして川底をローリングさせる。いわゆるコロガシ釣りと言うやつだ。時々ル
アーに上下のリフティングを入れながら正面斜め下流まで流す。正面を通過しルアー
の軌跡が弧を描き始める斜め45度くらいのところから、U字を切り始める。その時ル
アーは川底から水の抵抗を受け浮上し始める。サクラから見ると、流れに逆らいルア
ーが逃げて行くよう見えるのかも。この時がヒット確率が一番高い。次にルアーの回
収のためのリトリーブに入るが、手前3m付近に来た時が次のヒットポイントだ。丁
度岸のカケ上がりに来た。赤川河口域の場合サクラの遡上は、岸よりのカケ上がりを
通ってくる為、河口でも三段でも岸より(足元)もヒットポイントになる。但し三段
の場合足元手前3m付近は、段々になっていて、よくルアーが引っかかるので注意が
必要。ルアー回収器は持っていた方が良い。その点河口は、ほとんど障害物も無く安
心してDEEPを狙うことがでる。
   

 何れにしろ早期は遡上数が少ない上に、寒さとの戦いでもある。忍耐が必要だ。
3月後半にもなると段々と遡上が増える。河口のサクラは全くスレていないため、運
が良ければ結構簡単に釣れてしまう。ここでの釣りは釣りの腕と言うよりは、潮と川
の流れを読み、いつ何処に魚が入ってくるか。センスとかなりの運の勝負かもしれな
い。