2020 Season

7月 サクラマス 51cm

 今日はクワガタ採りで早朝から出発。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタをゲット。カブトムシはどこにでもいるので、採
らずにクワガタだけ。
  ひと通りクワガタポイントを見回り採集したあと、まだ時間があるので、ちょっと
だけ近くの川で竿を出してみる・・・

この時期になると県内どこの川も水量は少なく、流れは緩やかになる。なるべく流
れの速い流心の一番底を狙う。なにか釣れだろうか・・・

サンダルのまま、適当に投げていたら、数投で根ががり!。
引っ張っぱったら、簡単にラインが切れてしまった!
「クッソ―!」いきなりルアーロスト!もったいない・・・
システムを組むのがめんどくさいので、帰ろうかと思ったが、これから夏になると釣
りどころではなくなるため、もう少しだけやってみるかぁー。

システムを組み直して、釣り再開。
1投目、ダウンクロスで定位させ、トィッチングを入れた時に、「ふわっ」と言う感
覚を感じた。
「ん?」と思うと思う前に既に身体が勝手に自動アワセのプログラムを起動していた。
次の瞬間、ロッドに衝撃が走り、引き込まれる。
「うわー、何か食ってきた」。期待せずにやっていたのでかなりびっくり。

最初の走りをなんとかブロックし、魚を安定させる。川全体の流れが弱い分、比較的
スムーズに近くまで寄せられた。何がかかったか?
顔を見てやろうとリフトアップ。
「ゲーーー、サクラだ」。大きくわないが綺麗なサクラマスだ。

途端に私のテンションがあがり、川の中にじゃぶじゃぶ突入、ロッドワークで魚を誘
導しながらネットイン。
「獲った」と言うか獲れちゃった。。。
ちょっと小型だが51cmのサクラマス。なんでこんなに釣れるんだろう・・・
自分でも信じられない。

考えてみると根ががりのあと、ロストルアーと違うタイプのルアーをセットしていた。
そして次の1投目だ。
結果的に”コンビネーション”のテクとなっていた。
 


6月 サクラマス 56cm  

 6月末、サクラマスアングラーはもう既に今シーズンを締めている。
私ももう十分楽しませてもらった。今日は日中のテニス練習前に散歩がてら川
へ出向く。流れも随分と弱くなり、渇水傾向となった。

 今日は散歩目的なのだが、ちょっとルアーローテーションの実験をしてみたい。
ミノーとスプーンのコンビネーションでサクラがどのように反応するのか試
してみたかった。ミノーもスプーンも何種類かタイプを変えて・・・
と言うのは、コンビネーションを使う時、ミノーに変えて釣れる時もあれば、スプ
ーンに変えた途端食ってくることもある。
時折サクラの気配を感じた時に意識的にこのテクを使うのだが、どちらの変更の
パターンがより有効的なのか?攻撃前に考える時が良くある。

さて何ヵ所か回って、渇水の中良い流れのポイントがあった。ここでコンビネーシ
ョンテクを使って攻めてみた。

スプーンで3投見せて、ミノーに変えて1投目。
流れを利用しDeepレンジに入れて、トィッチングをかけたところ、いきなりミノーが
ひったくられた。
「ヒット!」56cmの若干痩せ型のサクラマスが食ってきた。

今回は、スプーンからミノーへのコンビネーションで食ってきたが、活性の良い時
はミノー1発で食ってくるため、敢えてスプーンで見せる必要もない。
サクラが擦れているかどうかでも違ってくる。もう少し研究が必要かもしれない。

しかしこのコンビネーションテクは、いけてる。
 


6月 サクラマス 59cm 

 今シーズンもそろそろ終了。今年は日本海側は不漁で中々厳しい年であった。
サクラマスの釣り方も例年とは違い、少ないサクラマスを狙って獲るための戦略
を駆使しながらのシーズンであった。

 サクラマスの遡上数が多いか、少ないかで釣り方は全く違う。
その中で一番大切なのが、そのポイントにサクラマスが居るのか居ないのかを
見極めることだ。過去30年間のデータで、この年の遡上数でこの時期、1週間
前からの天候、水位、水温の傾向を認識し、昨日との気温差、今日の天候、風
の向き、気温、水位、水温、水色、キャストの回数と反応するまでの時間、反応
しなかった時間、先行者の有無、使用したルアーの種類とローテーション回数、
レンジにアクションの種類、リトリーブコースなど。
この数値で取らえれるデータを掛け合わせると、そこにサクラが居るか居ないか
が計算できる。

サクラマス釣りはデータの釣りと言っても過言ではない。データに基づいて攻め
れば、しっかりと結果は出る。その日の条件に行うキャストの回数、ルアーロー
テーションなどは規則的に決まっている。

たとえば、1から20までルーチンを行っていく中で、今時点の条件であればサク
ラマスは、10までに食ってこなければならない。15やってこない場合は、そこに
サクラが居ないと言うことになる。

私の場合は、膨大なデータが頭に入っているために、システマチックに今日の条
件ならば、あとどのくらいのルーチンで食ってくるか来ないかは計算でわかる。
そして最後は見切りの判断も重要である。

食わせた後は、ランディングテクニック。これは計算とは別で技術的な話しになる。
これらが出来てはじめてサクラマス釣りなのだ。

釣り場で見ていると、何釣りをしているのかわからないアングラーがなんと多いこ
とか。ただ川に来て金属片や魚のようなプラスチックを投げているだけ。あれでは
いつまでたっても年間2、3本の初級者アングラーから抜け出せないだろう。

さて、今日の釣行の話だが、用事があり時間がなかったので、短時間でサクラを
掛けるパターンで一発勝負。居れば直ぐに来るし、居なければ早々に見切りをつ
けて帰宅する作戦。

結果は今期25本目。59cmをキャッチ&リリースして直ぐに帰宅。
 


6月 サクラマス 41cm 51cm

  毎年シーズン終了に近づくと、サクラマスの型は段々と小さくなる。
今年の傾向として、当初より30cm台の小サクラが多かった。その後65オーバーの
大型のサクラも何本か獲ったので、全体的に型が小さかった訳ではない。

  朝一で釣れたサクラはなんと41cm。久し振りの小サクラに苦笑い。今年もそろ
そろ終わりかなー。
その後のんびりと食事と昼寝をしながら夕まずにもうひと振り。
今度食ってきたのは51cmのサクラマス。今日2本目!「やったぜ~」とはならな
かった。

私は知っている。この時期、終盤になってやってくる大型サクラマスの存在を。
稚アユを追いかけて入ってくる小サクラと同じころ、もしくはその少し前に、70近
い鼻曲りの大型オスサクラが最後に入ってくる。私はこのオスサクラを”殿(しんが
り)サクラ”と呼んでいる。
そのシーズンのサクラマスの全集団の遡上を見届けた後に、その最後尾からやってく
る。体高は高く、大きな尾びれを持ち、精悍な面構えをしている。
過去何本か獲ってはいるが、とんでもないパワーの持ち主である。

毎年は出会えないが、いつでも勝負する準備はできている。
さて、今年は奴に出会えるのだろうか。
   


6月 サクラマス 63cm 

  6月に入り、山々が緑に覆われてきた。今年は雪が積もらなかったので、5月ころ
から渇水になると思われていた。しかしながら毎月結構な雨が降るため、まだまだ川
の水量は多い。今日は中上流域の河川で、サクラを狙ってみる。

朝から釣りをするが、反応がないためゆっくりと朝食。山の緑を見ながらのコーヒー
は最高に美味しい。

9時頃から釣りを再開。既に陽が高いため、流れの速い深瀬を狙っていく。
キャストを始めて直ぐに何かルアーに触った様な感じがあった。もしかしたらルアー
を追尾していたのかも・・・
「サクラはいる!」

姿勢を低くし、左足を前、右足を後ろに引き戦闘態勢に入る。
集中しながら次の1投は反応なし。心臓がドキドキと鼓動を鳴らしている。
2投目反応なし。3投目反応なし。ひと呼吸入れる。来ないか・・・・
10投程キャストしただろうか。もうスレたか!?と諦めかけていた時、ルアーがいき
なりひったくられた!!!同時に自動アワセが入り、「ヒット!」同時に沖でサクラ
がジャンプ。流れもあり強烈な引きだ。必至でサクラのジャンプを抑えながら、ロッ
ドワークでサクラを落ち着かせる。
流れから引き出し、岸際へ誘導するが、何度もターボの走りでラインを引き出される。
しかし完璧なアワセでフッキングさせたので、フックオフの心配はなし。
ランディング体勢に入るが、流れがあり中々サクラを制御しきれない。
最後は半ば強引にネットを水中に突っ込み救い上げた。
「やったー」

岸へ移動しサクラを眺めると、素晴らしいシルバーメタリックのサクラマスであった。
この上流域まで一気に遡上してきたのだろうか。。。
まさに”銀鱗の女王”である。

写真を撮ったあと、女王に敬意を払い流れに帰ってもらった。
そのあとのコーヒーはまた格別な美味しさであった。
   


5月 サクラマス 67cm 

  天気予報では晴れの穏やかな一日のハズなのに、朝から凄い強風だ。やめようかど
うかと思ったが・・・
折角来たのだからと、かなり無理して釣り場に向かう。
釣りをやっては見るが、これは釣れないと1時間もしないうちに撤退。
今年は不漁ながらそこそこ獲っているので、ここで無理する必要も無し。
車に戻り別の河川へ移動。途中朝食を取り、昼寝もしたので体力は十分あり。

  そしてお昼過ぎから釣り再開。まだ風が強いので重めのスポーンで探る。
流し始めて直ぐに、ルアーにバイト???今のは何だろう。確かに何かが来た!ハズ?
それから3、4投目だろうか。U-Effect後、逆引きになった瞬間に
「ドカン!」と来た。
からだは既に自動アワセを入れていた。
「サクラだ!しかもデカイ」。首を振りながら、どんどん下っていく。
「パワー勝負だ」私も本気を出す。ロッドワークでサクラの暴れを止めて、ステイさ
せることに成功。
下流からサクラを自分で上らせる。近くに来てから何度も沖に走られたが、SOULSパ
ワーで食い止める。

四苦八苦しながらも最後は催眠術の技で、一瞬眠らせてネットイン。
「デカイ!」。
メジャーを当てると67cm、久し振りの大物だ。

再開後、次のキャストでまたヒット!
立ち位置からルアーが見えて、そろそろピックアップと言う時に、その背後からいき
なりサクラがアタックしてきたのだ。
からだが自動合わせを入れた途端、フッキングと同時にサクラが目の前で1m程ジャ
ンプ。どれだけ激しい合わせを入れたのだろうか。。。(笑)
残念ながらジャンプの直後、フックが外れてしまいバラシとなっしまった。

何だったんだろうー
突然、魚が食い出した!10分間くらいの間に計3バイトだ。時合だろうか。

今日は朝一早めに諦めて、午後に狙いを絞ったのが良かった。
この釣りは、諦めも肝心だなぁ~。
     


5月 サクラマス 53cm    

  今日は用事があるので、遅くまではやれない。
薄暗いうちから準備をする。天気が良さそうだから、陽が昇る前までの勝負だろうか。

折角、早い時間から気合を入れてやるのだが、そう言う時に限って全く反応がない。
既に陽も高くなり、今日はダメかと諦め半分でやっていたところ。
何か食ってきた!!!。
重量感は無いのだが、とにかく引きまくる。おとなしくなるまで耐える。
上がってきたのは、やや小型のサクラマス。

完全に朝の時合を外したのだが、今日はラッキー。
急いで帰宅。
  


5月 サクラマス 57cm 56cm 

 川の増水もやっと落ち着いた。今年は山形より南の日本海側はサクラマスの遡上が
少なく、ほとんど釣れていない河川もある。2月に解禁釣行に出かけた福井九頭龍川
は大苦戦のようだ。
山形もかなり厳しい!既に「今年は諦めた」と言うアングラーの声がチラホラ・・・
こんな不漁のシーズンは”狙って獲る!!”。魚が薄い時は、下手な鉄砲を何発撃って
も当たるものではない。ポイントをどんどん変えながら、ピンポイントにいるであろ
うサクラを狙うのだ。
過去の経験を活かした見極めが重要となる。このテクニックを持っていないと不漁の
年は寂しい結果となるであろう。

 午前中に川に出かけてみると意外と水が多い。もう少し落ち着いていたかと思った
が。。。
しかし「川が動けば、魚も動く」。サクラの着くストラクチャーを頭に入れながら、
ピンポイントで狙っていく。何ヵ所もポイントを変えながら狙い撃ち。

 1時間程経ち、瀬尻の駆け上がりポイントに来た時だ。
ダウンクロスで扇状に流した時、突然のバイト!。
「きたきた!」
丁度、瀬尻の中の流れが変わるところ。恐らく水中に何か大きな岩かブロックが沈ん
でいるんだろう。
狙い的中で57cmのサクラマスをゲット。いい魚体だ。やっぱりいたか。
更に、ポイントを変えて大岩が沈んでいる深い流のポイントを攻める。
雰囲気が良いが出ない。今日の条件であれば、ここから出てもいいのになぁ~
2流し目、3流し目、出ない・・・でも居るハズ。なんか感じる。

そして4流し目。大岩の横を通過した瞬間、突然衝撃が伝わってきた。
「ヒット!」やはりいた。56cmこれもいいサクラだ。

増水から落ち着いた頃合いは、やはりサクラが動く。そして今シーズンの数少ないサ
クラを狙って獲る!今日は上手くいった。
   


5月 サクラマス 53cm イワナ 45cm  

最近天気が良く気温も30℃になる。山奥の貴重な雪が一気に流れ出る。
川は増水、濁りとなり少しの間、釣りはお休み。

今日は少しは落ち着いたかなぁ・・・
気晴らしに川を見に行く。
この程度なら食ってくるかも!?と言うことで、ちょっとやってみる。

10分くらいやったところで、ヒット!イワナの45cm。
次にまたバイトあり。今度は53cmの小型サクラマスであった。最近60オーバーの
良型サクラを獲っていただけに小さいと感じる。
しかしながら、濁りの試し釣りで釣れたのだから、今日はラッキーということで。
 


5月 サクラマス 63cm   

先日の5月晴れが嘘のように空はどんより曇り、強風が吹きつける。
一応朝からやっているが、ルアーが思うように飛んで行かない。
ルアーが飛んで行かないのは仕方ないが、ラインスラッグが半円のようになり、ルア
ーが流れよりも早く引っ張られる。こうなるとサクラは釣れない。サクラマス釣りの
場合、ルアーは流速よりも遅くなければならない。これを知らないで釣りをやってい
るアングラーは多い。

この強風の中で、どうやったらルアーコントロールできるか・・・
あの手この手でやってみたが、ラインが風で吹っ飛ばされる。
今日はダメかと一旦引き上げ、車で様子見をする。
山風は気温の上昇とともに海風に変わることを知っている。その風が変わる時間帯、
約10~20分間無風状態になることがある。そのタイミングを見切れるかどうか!これ
もサクラマス釣りのテクニックのひとつだ。

様子見に入って3時間程経過したであろうか・・・
「風がかわる!」私の第六感がアラームを鳴らした。
直ぐに緊急スクランブル体勢にはいる。
準備はOK。これまでの強風が弱くなり、そして風がピタリと止まった。
同時にからだがロッドをフルキャスト。これまで全く飛ばなかったルアーが一直線で
ぶっ飛んで行った。そして狙いたいポイントまで飛んで着水。
ガイドを返しリフト&フォールをしようとロッド煽った瞬間
「ゴン!」
煽ろうとしたロッドがそのまま弓なりに曲がっている。
「やったぜ」遥か彼方から魚信が伝わってくる。

朝一の強風状況では、今日は厳しいかと思ったが、読みがうまく当たった。
”風を読み、狙って掛ける”

今日は私の読み勝ちのようだ。
 


5月 サクラマス 66cm 67cm  

早いものでもう5月。山も徐々に新緑に覆われてきた。
今日は天気は良いのだが、風が寒い。

朝からサクラを狙うも、しっかり食ってこない。なにかのバイトはあるのだが・・・
この時期は放射冷却で朝は寒い。こんな時は昼頃、日差しで水温が上がってきたタイ
ミングで活性が上がることがある。

遅い朝食を取ったあと、のんびりと昼寝。
今年の日本海側の大不漁の中、10本以上サクラを獲っているので、無理する必要もな
し。

お昼頃まで爆睡。今日は本当に天気が良い。
改めて釣りの準備をし、午後の部に出向く。

ちょっと日差しが強すぎるかな?頂点に上った太陽を見て、寝過ぎた感をブツブツ。
しかし、そんな不安も一発で解消された。

上流側から入川して、下りながらキャストした3、4投目。
やや上流側からU-Effectでダウンクロスになった瞬間
「ドガン!!!!」
ロッドに強烈な衝撃が伝わる。当然、からだは既に自動アワセを入れている。
とんでもない首振りとパワーだ。
ヒット後は”立ち位置はSTAY”。サクラマス釣りの基本。下るサクラを追ってはいけな
い。しかし、ドラグが出されて、じりじりと足元が持っていかれる。
「大きいかも。65クラスか」私も本気を出す。
ロッドワークで走りを止め、サクラの姿勢を安定させる。落ち着かせに成功。
ここまでの過程が、一番バレる可能性が高い。この後はアングラーのテクニック次第
だ。
下流からサクラを私のところまで遡上させる。近くに寄せてからリフトアップ。
「デカイ」今年は小サクラが多く、50cm前半でもまだマシ。これはやはり65を超え
ている。何度もターボの走りで、沖に走られた後、浮かせて流れを利用してネットイ
ン。

「やったー!」久しぶりにデカイサクラを獲っただけに、ガッツポーズが出た。
測って見たところ66cmの見事な雌サクラである。

今日はもう十分なのだが、まだ釣りを始めたばかり、折角だからひと流し下流まで下
ってみることに。青空の中、気持ち良く釣り下る。数十メーター下った沖に駆け上が
りがあるポイントに来た。
毎年ポイントの雰囲気が変わるので、良くわからないが、こう言う流れが変わるとこ
にはサクラが着くんだよな・・・と思った瞬間
「ドガン!!!!」
ロッドに強烈な衝撃が伝わる。当然、からだは既に自動アワセを入れている。
とんでもない首振りとパワーだ。
ヒット後は”立ち位置はSTAY”。サクラマス釣りの基本。下るサクラを追ってはいけ
ない。しかし、ドラグが出されて、じりじりと足元が持っていかれる。
「大きいかも。65クラスか」私も本気を出す。

・・・なんかデジャブか???ほんの30分前と同じ状況だ。

これも引く引く。下流沖でジャンプされる。
「マジ デカイ」またもやフルパワーモード。
水中にロッドの先端を沈め、サクラを水面から出さないように四苦八苦。
その後も大苦戦しながらもなんとかキャッチ。

ネットから尾びれが出るくらいの大きさだ。
早速、メジャーをあてると67cm。しかも鼻曲りの雄で、体高があり素晴らしい魚体
だ。

今日はもう十分なのだが、まだ下流まで下っていない。
天気もいいので、あとはのんびりと下って終わろうか。
先ほどの駆け上がりポイントの少し下流で。
「ドガン!!!!」
ロッドに強烈な衝撃が伝わる。当然、からだは既に自動アワセを入れている。
とんでもない首振りとパワーだ。
ヒット後は”立ち位置はSTAY”。サクラマス釣りの基本。下るサクラを追ってはいけな
い。しかし、ドラグが出されて、じりじりと足元が持っていかれる。
「大きいかも。65クラスか」私も本気を出す。

・・・またまたデジャブか???ほんの数分前と同じ状況だ。
これもいい引きをする。なんとか手前まで寄せる。
「65クラスだ!」魚体を確認し、ネットインの体勢に持っていきたいのだが、何度
も沖に走られる。そして・・・
「あっ、外れた」。
残念ながら3本目はバラシてしまった。

しかしながら今日は天気も良くいい釣りができた。
写真を撮りながら、「66、67雄のペアショットは中々できないなぁ~」
放射冷却の日は昼がいい!昼寝作戦成功。
   


4月 サクラマス 50cm 60cm  

今年も桜が満開の季節となった。
1年で1番好きな時である。もしサクラが釣れたなら、その日の夜は桜の下で乾杯だ。
この時のビールの味は格別である。

1ポイント目、雰囲気が良かったので、頑張って攻めたのだが空振り。なんだよ~
2ポイント目、先行者が今までいたような気配あり。まだ乾ききれていない足跡が多
数。ここはダメかと思ったが、自分のテクを信じてやってみる。
んで、「直ぐ釣れた!」
50cmと小さ目ではあるが、先行者に荒らされた後のスレたポイントで、サクラを出
せたのは嬉しいー。

一旦上がって桜満開の公園で昼食。もうビールで乾杯でもいいのだが、まだ陽が高い。
のんびりと桜を見ながらコーヒータイム。

さて午後の部だ。
余裕が出たので、今度は違うロケーションでやってみるか。
車で30分程移動して、中流河川へ。

今年は雪代は出ないが、雨が多く流れが速い。うまくミノーが入っていかない。
何種類かのルアーを投入し、Deepレンジに入れてやる。
いい感じで距離も出て、流れに入っていったと思った瞬間、
「ヒット!サクラだ」
こんなところに居たのか!!!
流れに押されて下られる。が、こんな時はステイだ。
サクラの体勢を整えて、再度上流に上らせる。これがサクラマス釣りのテクニックの
ひとつだ。
近くまで上がってきた。そこから沖に走られては下られ、また上流に上らせる。
これを3回ほど繰り返すことになる。そろそろ勝負をかける。
サクラを自分のポジションよりも上流になるように3m程自分が下る。
一気に魚をリフトアップさせ、魚の推進力を止める。次に川の流速を利用してネット
まで押し流すようにロッドワークで操作する。そして一発ネットイン。これもサクラ
マステクニックのひとつだ。

まずまずの魚体である。
今年は小型が多いため60cmあれば大満足。
しかも今日は2本。

夜は桜の木の下で、ひとりビールで乾杯! 「うまい~」
 
 


4月 サクラマス 60cm  

今日は空模様が怪しい。早めに結果がでるといいのだが。
水色はやや濁りが入った状況で、このくらいなら食ってくるだろうと。

ひと流し目は全く反応なし。
段々風が強くなり、どうしようかと思ったが、さらっとだけもう一回釣り下ってみる。
ルアーを変え、2流し目を開始し数十メーター下ったあたりでヒット!。
いい引きだ。ミノーをがっちり咥えている。

60cm中々いい型のサクラだ。
しかしこの悪天候で良く食ってきたなぁ~

その後強風となり、雨あられの大荒れとなった。
直ぐに車に避難し、今日は終了。
 


4月 サクラマス 60cm  

朝からポイントを変えながらあちこち探るが、全く反応が無い。
気晴らしに別の河川にでも行ってみるかと中流河川へ移動する。
この川も今年は遡上がないのか釣果情報は入ってこない。
少しでも確率の高い下流域を狙ってみる。

水の流れも水量も悪くない。天気も曇り時々雨。
ひと通りポイントを流した後、なんか雰囲気を感じる。嵐が来そうで、早めに上がり
たかったが、もうひと流しだけやってみる。

沖に倒木があるポイントに来た時だ。ここは先ほど何回もルアーを変えながら攻めた
ところ、数投目、急にルアーのテンションが無くなった。
「あれっ?」と思うより速く、からだが自動アワセを入れていた。
ロッドがグイグイ絞り込まれる。「サクラだ!」
足元には藪があるため、腰まで水に入り沖目で勝負をかける。
ロッドワークで寄せて、リフティングで浮上させ、タイミングを合わせて水中でネッ
トイン。

やっぱり居るのか・・・1順目あれだけ攻めたのに全く反応がなかった。
第六感が働かなければ、諦めていた。
やはりサクラマス釣りは難しい。テクニック以上にセンスと言うか状況から感じ取る
感性がないとこの魚は獲れない。それ故に面白い。
  


4月 サクラマス 56cm  

秋田の好調ぶりに対して、山形県内河川は、相変わらず遡上が少ない。
どこの河川も例年以上に不漁で釣り人もポツリポツリといった感じ。

あまり期待せずに釣り開始。
朝一の反応は無く、やっぱり居ないのかぁ・・・と思ってしまう。

先日の秋田で、いい勉強をしてきたので、ちょっと試してみるかと
ミノーをデッドスローで引いてみた。緩い流れに押されて岸際の藪に近づいた瞬間
「ドカン」とルアーがひったくられる。

岸のボサの中に潜んでいたのだろうか???
これまで、そこのボサ下のスポットは流せていなかった。

休んでいるところを起こされ頭に来たのか!ガンガン暴れまくる。
そのサクラをいなしながらなんとかネットイン。

「いいサクラだ!」
このテクは使えるなぁ~。
 


4月 サクラマス 54cm  58cm 66cm  

4月に入り秋田のサクラマスが解禁となった。しかし仕事の関係で休みが合わず、解
禁から1週間遅れでの出撃となった。

日本海側は、福井、富山、新潟がほぼ壊滅的な不漁で、サクラマスはほとんど釣れて
いない。山形も厳しい状況が続いている。当初秋田も期待は薄かったのだが、予想に
反してかなり魚は入っているようだ。

薄暗いうちにポイントに入るが、天気予報が悪いためか周辺には誰もいない。
直ぐにあられが降ってきた。しかもものすごい量のあられだ!!!一旦車に避難する。
雪となり吹雪になってきた!こんな予報だったら人は来ないか・・・

明るくなってから再度ポイントに向かう。周りは朝方の吹雪で真っ白。
期待をせずに釣りを始めるが、反応はなし。
米代川の場合、朝一発で食ってくる事が多いが、魚が薄い時や活性の悪い時は、中々
食ってこない。今日は低活性の日だなぁ~ 釣り人も低活性だし。

ここで攻撃パターンを変更。
ミノーでガンガントィッチングを入れて、広範囲でポイントを攻める。
次にアンサーでスプーンのダウンクロス・デッドスロー!!!

1順目”ゴゴン”とした感触にからだ勝手にフル合わせ!
底の石に当たったんでは???と思ったが、からだが既に反応している。
「えっ!」次の瞬間、ロッドが絞り込まれる。
「なんと、これが無条件反射か!」、自分が恐ろしくなる・・・

1本目、54センチ
ちょっと小太りの秋田美人。タイプではないがうれしい1本だ。

その後、車で移動しながら適当なポイントに入る。
バイトがあるが乗らない。また移動、更にバイトがあるが乗らない。
またまた移動。今度もバイトがあるが乗らない。

各所で魚は居るようだが、しっかり食ってこない。
1本釣った余裕と寒さで気合が入らなかったが、これだけ外すと流石に考えた。

水量、水色はベストだが、この天気でかなりいやいやながらミノーを追ってくるよう
だ。1本目のデッドスローでのヒットもあるし、やはり今日はスローなのかも。

そこで釣り方を変更。
トイッチのアクションを短く抑え気味にして、リトリーブの時間を長くした。しかも
デッドスローで。あまりミノーではデッドスローは使わないのだが・・・

先程バイトがあった場所に戻り、再度釣り下る。
そしてバイトがあった同じ立ち位置に来た時、「ドガン」一気にひったくられる。
私の作戦勝ち!2本目は58センチ。太くて体高のあるいいサクラだ。

3本目は、また車で場所移動。
いい感じのポイントを2本目と同じようにミノーのデッドスローでダウンに攻めた。
これはデカかった。66センチ、今期初の60オーバー。
今年は小サクラが多いだけに、ネットインしたサクラを見てびっくり。
「デカイ!」。しかも秋田美男子でした。

今回は秋田米代川のポテンシャルに驚かされた。
サクラの数は例年に比べると薄いものの、各所にサクラが入っている。
最悪の天候で活性が悪い中でも、これだけの釣果が出るのだから、天候が良ければ、
もっと出ただろう。
がんばっても反応が無い山形でサクラマスを狙っているのがバカらしくなる。

しかしながら、釣り方を変えるだけで、これだけ食い方が違ってくるのは凄く勉強に
なった。釣果以上の成果だ。

また引き出しが増えた。
     


3月 サクラマス 50cm 

前日、また雨が降り増水してしまった。
こんな時に朝から頑張っても釣れないだろう・・・という事で朝飯をゆっ
くり食べてから出撃。

釣り場に着いたのはお昼頃。川は意外と濁りは薄く、白緑の濁りという感
じ。川にお尻まで入ってたところで、股下が見えないくらい。まあまあ濁
っているか???

足跡から朝から他のアングラーに叩かれまくった様な荒れようではある。
しかしサクラが居ればリアクションバイトのテクニックで、なんとか食わ
せることはできる。

風もなく天気がいいので、まずミノーからスタート。
キャストしDeep Dive トゥイッチで攻めていく。
下り始めて数メートル。完全ダウンで逆引き、回収まで3mほどの距離で
いきなりバイト!。

先行者が叩いたポイントでも関係なし。
食わせるテクさえあれば、サクラは反応してくれる。

50cmジャスト。今年はこれでもまだマシの大きさ。
40cm前半や30cm台の小サクラが多い年である。
 


3月 サクラマス 57cm  

今日は用事があるため午前中のみの釣行。

川は相変わらず雨による増水と濁りが入っている。
始めはミノーを投入していたが、反応は無し。
なんとかサクラにルアーを見つけてもらわなければ・・・と思いスプーンのデッドス
ローに作戦変更。風も強いため距離を出すためにもいいだろう。

ケースからアンサーKYRの蛍光オレンジを取り出す。
ゆっくりとリーリングを開始する。リフト&フォールからU-Effectを入れて、ダウン
クロスになった時だった。
「ざざざー」何かに触れたような感覚があった。
その瞬間、自動アワセが発動。次の瞬間、ロッドが絞り込まれる。

濁った水中から現れたのは、まずまずの型のサクラ。
よくもあんな何かに触れた感触でアワセを入れるもんだなぁ~~~
自覚のないままにアワセを入れる自分に感心してしまう。

今日はこれで終了。
途中、温泉に入って早めの帰宅。
 


3月 サクラマス 58cm  

今年は雪が積もらなかったため、雪代が出ない。
その代り結構雨が降る。川は増水と濁りが入りイマイチ安定しない。
けど、今日は濁りがあるものの天気が良いため、見切られづらいと言う意味では丁度
良いかもしれない。

何ヵ所かポイントを回り、既にお昼になってしまった。
周りの釣果情報は、サクラがほとんどいないとのことで、今日は今年は厳しいかな~
とそろそろ諦めかけていた頃だった。

ルアーがダウンクロスからU-Effectに差し掛かった瞬間だった。
ロッドに突然衝撃が加わった!同時に身体が勝手に自動アワセに入る。
「ヒット!」

やや濁った流れから現れたのは、シルバーメタリック。
まあまあいい型である。

上手くネットインした魚をしみじみ見る。
58cmのきれいな魚体だ。
まさに”銀鱗の女王”である。
 


3月 サクラマス 53cm  

3月に入り山形県の2020シーズンも始まった。
しかしながら大不漁。。。九頭龍川も相変わらずサクラマスの情報は乏しい。
既に日本のサクラマス遡上限界域が変わってしまったとの声も出ていた。

赤川も全くダメ。サクラマスの遡上はほとんど無いようだ。
それでも一応自分のホームグラウンドだし・・・頑張っらねば~

今日も朝からキャストし続けるものの全く反応はなし。
今年は本当にダメなのかと、思いながらも仕方なく?釣りをしていると

川の流れが変わった。風の方向が変わり、流れの変化が出てきたのか?
水位が変化して水量が変わったのか?
潮の潮位変化なのか?
なんか変だな・・・私の第六感がムズムズしている。

もしかしたらと思い、攻撃モードに入る。
朝から何度も流したコースを再度トイッチを激しく入れ、リアクションバイトを誘う。
「ズドン」ルアーがひったくられた。
「やった」あとは自動的にうまく身体がランディングモードで確実に仕留めてくれる。

今日は川の流れの微妙な変化に気づけた私の勝ち。
 
 


2月 サクラマス 51cm  

1月20日の北上川解禁日より、ポツリポツリとサクラマスの釣果情報が入る。
2月に入ってからも数日おきに釣果があるようだ。
逆に九頭龍川は解禁以来、釣果情報は無く、今年は遡上が遅い年かと言われていた。
しかし、この北上に関しては、1ヶ月程、例年より遡上が早い。
これは一体どういう事なのか・・・

それでは、ということで出撃。
既に九頭龍でタックル準備、ウォーミングアップは十分なほどキャスト練習は行っ
ている。

ポイントに入ると朝一、目の前でサクラがライズ!
「いる!!!」戦闘態勢に入る。キャスト繰り返すと下流側に居たアングラーがサ
クラを掛けた。57cmの見事なサクラマスだった。約1年振りに魚体を見ると否が応
でもテンションが上がる。
その後、私も必至で攻めるが、生体反応は無くなり静まり返ってしまった。

サクラマス狙う時は粘って杭になる場合もあるが、目の前の流れはあまりにも僅かで、
単調なポイントのため精神的に辛い・・・
3時間程粘ったが、流れのあるポイントへ移動。

風が強い中で距離を出すためにスポーンをキャスト。
少しずつ下流に移動しながらキャスト。U-Effectで最も流速を受けるところで、
「ガツン!」。
「きた!」自動アワセは健在。身体が勝手に合わせを入れてくれた。
流れの中でのやり取りは、やはりスリリングだ。
手応えからサクラと確信できるが、もしも外道だとがっかりなので、早く姿を確認し
たい。ゆっくりとサクラを上流に引き寄せ、正面に来たところでリフトアップ。
水中からシルバーメタリックが浮き上がってきた。

サクラはここからが勝負。なんどかターボの走りで沖に走られたが、一度も水面を割
らせなかった。ロッドを水中まで倒しジャンプを阻止する。
手前に寄せてから、金縛りの術をかけて、ヘラブナ釣りのようにスーッとネットイン。
完璧だ。

今年の1本目は51cmと小柄ながらも、卯月サクラを獲れたことは大きい。
今年の状況が読めないだけに早い時期に1本獲れたことは大きい。
いいスタートが切れた。
 


2月 初九頭龍川釣行  

2月1日 福井県九頭龍川

2月1日、九頭竜川のエリア解禁日。これまで1度も訪れたことはなかったけど、サク
ラマスアングラーなら一度は行ってみたい”日本のサクラマス釣りの聖地”。
今回日取りも良いため、意を決して初九頭竜川釣行へ。

解禁日、早朝から準備し明るくなり始める頃スタート。2020サクラマスシーズンが
始まる。天候は曇りで風もなく、それほどの寒さもないが、どんよりとした雰囲気。
周りには数名のアングラーが一心にキャストを繰り返している。

10分経過、30分経過、1時間経過・・・朝から投げ続けるも全く反応無し。
周囲のアングラーも何もなし、どこからも釣れた話はないとのこと。
そのままお昼も過ぎて、何の反応もないままに解禁日は終了となる。

夕方、越前Fさんに寄って解禁日の結果を聞くと、全体で45cm程の小さくら1匹のみ。
朝の9時頃の釣果。こんな酷い状況は2006年以来13年振りだとのことです。

2月2日、昨日は天気が悪く活性が低かったと言うことで、2日目に期待。
高屋橋上流右岸は、朝から今のところ反応無し。
今日のタイムリミットはお昼まで、また7時間かけて山形に帰らなければならないので。

9時を回ったところで、見切りをつけて場所を移動。
折角九頭龍に来たのだから、中流、上流域と色々なポイントを回ってみたい。

九頭龍川は想像していたよりも、意外と小さい河川のようだ。
街中を流れており、山や緑は無く全体的にジャリ川で大石や岩盤帯は見られず、東北
の河川で言うと赤川の中流から下流域のような様相と規模のようだ。
しかし、どの場所も人が多く、ポイントに入るのは順番待ち。ここが東北とは全く違
う。
赤川の中流では、ベストシーズンでもアングラーは少ない。どこでも直ぐに入れての
んびりと釣りができる。

午後を過ぎると天候が回復し、青空となった。しかし残念ながら反応は全くなし。
2時にロッドをしまい初の九頭龍川釣行は終了となった。
帰りに越前Fさんに寄って、情報提供のお礼をして、山形への帰路につく。