北の猛者(モサ)との出会い2

サクラマス

前回の続きです。
 その猛者はスプーンのキャストについて、こんなことを言っていた。
「スプーンはダウンで攻めるもの。スプーンの使い方を知らないで、上流側にキャストするアングラーが多いこと」
「特に並んで釣りをするポイントの場合は、自分の立ち位置の正面かその下流を攻めないとサクラは食ってこない。下手なアングラーほど、上流にスプーンをキャストしたがる」
この話しを聞いた時、私は超!驚いた。この人なんでスプーンのダウンクロスを知っているんだ!これは私の中ではシークレットの部類に入るサクラマステクニックの一つなのだ。特に赤川では上流に向かってスプーンをキャストするアングラーが多い。そこからリフティングやコロガシをするのならわかるが、ほとんどが着水後ただ巻きだ。それではサクラは釣れないぞ!といつも思いつつも、自分のヒットポイントの真上に落とされない限り知らんぷりしている。
 しかしこの猛者はサクラマス釣りを良く知っていた。スプーンをダウンで攻め、リーリングをしない。ラインスラッグをとるだけ。ルアー回収も超スローだ。サクラマスはルアーを追って食ってこないことを良く知ってる。

続く・・・

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