2019 Season

7月 サクラマス 52cm

2019年サクラマス釣行日記もこれで完了。
やっと書き上げた・・・

釣れる釣れないは二の次で、この渇水の中で試したいこともあり、テスト釣行へ。
もう流石に釣り人はいない。のんびりとやってみる。

何ヵ所か回ってサクラの反応は無いが、イワナがヒット。
毎年思うのだが、イワナは水量が多いと食ってこないが、水位が下がり渇水となると
釣れ出す。私の中では、イワナが釣れ出すとサクラシーズンは終わりとなる。

なのだが、今日はやや小型のサクラがヒット。
魚体は婚姻色が出ており、少し痩せている。
春先のサクラと夏ザクラ、魚体も違えば釣り方も違う。
不思議な魚だ。。。

写真を撮ってリリース。
今シーズンはこれにて終了。
 


7月 サクラマス 56cm 62cm  

もう7月、早いもので今年も半分が過ぎた。
夏の日差しが強く川は渇水となり、2019年サクラシーズンは事実上終了となった。
サクラに続き、河川ではアユ釣りが始まっている。
今年は天然遡上は少ないと感じている。下流域でサクラをやっているとその年のアユ
の群れの規模が良くわかる。
アユはやらない。まだやらない。もう少し歳をとってからでもいいかなあと思ってい
る。

時間があったので、夜明け前に夏サクラを狙いにでも行ってみようか・・・
この渇水条件で陽が昇ってからでは厳しい。まだ暗いうちに釣り場で準備をする。
薄明るくなると同時にキャスティング開始。こちらも川の状態が良く見えない。
何かヒットしたと思ったら、20cm程の小さなヤマメ。次はイワナ。
「あらっ、活性がいいみたい」

ポイントを移動して、下流に大きな段差の落ち込みのあるポイントへ。
段々と明るくなってきたが、今日の天候は曇りでまだ行けそうだ。
流れ出しのリフルの深みから浅くなるところで、何かがヒット。
「またヤマメ?」と思った瞬間、強烈な引き込みで沖でジャンプ。
「赤い?、ニジマスなのか?」一瞬体側が赤く見えたような気がする。
「この引きは大型ニジマスだろう。」サクラマスとはひと味違う引きで、ドラグを出
す時のパワーが違う。
もしニジマスであれば、落ち着くまで時間がかかる。
無理せずに沖でやり取りをしよう。

走りが落ち着き、少しずつ間合いを詰めて寄せる。随分と疲れたようだ。
手前で横にだらんと浮いたところでネットイン。
「やっぱりニジマス?赤いな」と思ってもう一度ネットを覗き込んだところ
「あっれ!」なんとサクラマスではないか。体側の赤は婚姻色のピンク色であった。
夏サクラのパワーにびっくり。


今日はずーっと曇り空のようだ。
陽が上ってもなんかどんよりした天候で暑くない。
まだ行けるかも。渇水ではあるが、なるべくガンガン流れのポイントを選んで攻めて
みる。

初めて入るポイントを視察。これまで水位が高くてポイントとは認識していなかった
ところ。それでもまだ流れが速く、狙えるポイントは反転流が出来ている1mくらい
のピンポイントだ。上手くレンジに入れられるだろうか・・・

ミノーをセットし、ピンポイントへキャスト。空中でラインスラッグをサミングで取
り着水前にガイドを返す。
着水と同時にロッドを倒し、その分70、80cm程ラインを送り込む。
このテクニックもサクラマス釣りには重要。特に中流の流れの釣りでは、渓流のヤマ
メ釣りのような速い切り替えしが必要。
これをやるためには、右利きキャストの場合は、左手ハンドルのリーリングが基本。
キャストと同時にリールガイドをいつでも返せる様に構えることが必要。
たまに右投げ→ロッド持ち替え→右ハンドル巻きをしている人を見かけるが、出来れ
ば改善した方が良い。
これまでの経験で、ルアーが着水の瞬間にサクラにひったくられると言うことがたま
にある。この時、ロッドを持ち替えている時間などないのだ。

ラインを送り込んだら直ぐにリーリングしてアピール。ピンポイントだけに時間がほ
とんどない。
1投目は失敗、リーリングの前に流れに吸い込まれてしまった。
2投目も失敗。もっと早いタイミングでリーリングに入らないとダメだ。
3投目、ピンポイトの奥にキャスト。空中でサミング着水直前で、ガイドを返しリー
リング。
今度はうまく行った。ピンポイントで既にレンジに入った。その瞬間「ガツン!」

「きたー!」アワセを入れてフックをメリ込ませる。反転流で首振りをしている。
次の瞬間流れの中に突撃。どんどんと流される。
しかし運のいいことに下流は緩いリフルになっている。
そこでじっくりやり取りをする。

「やったーネットイン。デカイ」
今回は子供のころからやっていた渓流ヤマメのルアー釣りの経験が役に立った。
サクラもヤマメだからね。

それにしてもこの渇水で夏サクラ2本は運が良かった。
   


6月 サクラマス 63cm 62cm

今週末も雨で川は増水気味。
早起きしてもしかたないので、テレビを見ながらのんびりと納豆かけご飯を頂く。

天気も良いしドライブがてら自宅を出発。
今シーズンはもう十分にサクラマスとのやり取りを楽しませてもらった。
今日は少しロングドライブで、増水の影響が少ないと思われる河川へ遊びに行く。

川に着くとまだ濁りが入っている。これでもまだいい方だろう。
天気が良く日差しが強い為、このくらいの濁りの方が今日はいいかも。

この時期、釣り人はどこにも居ない。好きなポイントに入ることができる。
2ヶ所目にランガン釣り下りのポイントに入った。流れが速く付き場があまりない。
その中で、流芯に沈み石が3つ程沈んでいるのが確認できる。
この急流の中で付くとしたら、この石の間に違いない。

20m上流からエントリー。ダウンクロスで少しずつ間合いを詰めていく。
そしてピンポイントに来た。1個目の石からの反応は無し。
次に2個目の石の奥にキャストしレンジに入れていく、石の前を横切った瞬間
「ズドン」と衝撃が走った。「やっぱり居たか!」
しっかりアワセを入れて、完全にフッキングさせる。急流の流れもあり、かなり走ら
れた。
近くに寄せるも流れが速くてサクラが浮いてこない。ここからがランディングテクニ
ックだ。
サクラを上流に上らせて、下流にポジションを取る。急流に立ち込みネットを準備す
る。そして1m上流で一気にリフトアップ。
サクラは水面下で暴れる。その分走りが止まり、急流に押されてそのままネットに吸
い込まれる。
「ネットイン!」作戦成功だ。
結構デカイ。63cm見事なプロポーションのサクラである。

もう今年は十分だ。下流までひ通り流して釣り終了。
近くのラーメン店で遅めの昼食を取り、ぽかぽか陽気のためか眠気が・・・
木陰になる場所に車を止めて昼寝。。。

爆睡していたようで目を覚ましたら夕方。既に陽は沈んだようで、日中の日差しはな
い。
朝のポイントをもう一回だけ流してみようかと準備してエントリー。
時間が無いので、沈み石のところだけ。
しかし残念ながら朝の沈み石からは反応は無かった。そう何度も良いことはないよな
ぁ~

もう暗くなったので終了。
と思ったが、車までの帰りがけに少し深そうなところがあったので、遊び半分でルア
ーを入れてみた。
2、3投反応なし。最後ということで、ジャーキングでガンガンアクションを入れる。
すると突然、「ヒット!マジかよ」

ネットに入ったのはこれも良い型のサクラだ。婚姻祝が出た個体でいい顔している。
62cmデカイ。

「もういい。今年は十分だ」。
車に戻った頃には、辺りはすっかり暗くなっていた。
   


6月 サクラマス 63cm 58cm

今日は人間ドッグ。朝から予約している病院へ。
早く行って2番目の受付。病院の段取りも良くお昼前に終了。結果はいかに・・・

時間があるので、午後から川へ行ってみる。
前日からの雨でやや増水傾向。濁りも入っている。何ヵ所か川を見ながら釣りが出来
そうな河川を探す。

赤川中流域に来たとき、笹濁り状態で悪くない。逆に渇水から川が動いたので良いか
も。あまり時間が無いため直ぐに着替えて釣り開始。

2、3投目にいきなりサクラがヒット!元気のいいサクラだ。
しかし寄せに入ったところでジャンプされてフックオフ。
「やっぱり水面から出るとバレる確率が高くなるんだよなぁ・・・」
失敗した。急なヒットに対応できなかった。

気を取り直して再開。
その1投目でヒット。「マジかよ!」
いいサイズだ。
今度は慎重にやりとりする。絶対に水面からサクラは出さない。
腕からロッドを水中に沈める。「うまくいった」。
サクラの体勢を整えて、自力で上流に上ってきてもらう。
寄せてから、また暴れまくったが上手くいなしてネットイン。
「63cm、きれいなサクラだ」

写真を撮ってリリース。まだ居るかな・・・や

ポイントを休ませる意味も込めて、システムを組み直す。
20分くらい休ませただろうか。時間もないため先ほどのポイントから開始。
そこから釣り下る。ヒットポイントを追加してその下流のポイントへ。
深みから駆け上がりになるポイントで「ヒット!」。
がっちり合せる。今度も強い引きで、かなり走られた。
必至のやり取りの末、寄せてネットイン。

魚体にはラインの擦れ跡がくっきり。かなりの激闘だった。
これもいいサクラだ。

今日は活性が良かった。短時間の間に3ヒット。
サクラは川には居るんだろうなぁ~食ってこないだけ。
やはり前日雨が降って川が動いたのが主要因だろう。

しかしサラリーマンにとって良い日、悪い日の条件は選べない。
釣行日の条件下で、どのように攻めて食わせるか。
ここを追及していかないとサクラは釣れない。
今日はたまたま運が良かった。
   


6月 サクラマス 61cm

今週末はのんびりと午後からスタート。
先日、ハーフマラソン大会にも出場してきた。全く練習せずに21㎞を走った為、身体
のあちこちが筋肉痛なのだ。川についても上手く釣り支度ができない。川を歩くのも
ひと苦労である。

そんなこんなで簡単なポイントでしか釣りができそうもない。
無理せずに入れるところで釣り開始。ここは初めて入るポイントだ。

1投目、対岸の深みにキャストしリーリング開始。
駆け上がりから浅くなるところで、ルアーが引っかかった。
「こんなところに杭か石があるのか・・・」
水中の状況がわからなかったので、1投目の根掛りにかなりがっかり。
ルアーを外そうとロッドを大きく煽った。するといきなりサクラがジャンプ!
根掛りではなく、サクラが食っていたのだ。
「マジかよ!」
急にエンジン全開。と言っても筋肉痛の為、動きがぎこちない。
暴れまくるサクラに手こずりながらも、がんばってネットイン。

ネットのサクラを見てうっとり。
「きれいなサクラだ~」
体高があり、太っている。うっすらとピンクの婚姻色も見える。
まだこんなサクラが釣れるんだなぁー。

ナイスなプロポーションをパチリして、流れに戻ってもらった。
 


6月 サクラマス 52cm

既に6月に入り、毎日真夏のような暑さで水温も上がってきた。
水量も少なくなり、これから渇水になっていく。シーズンもあとわずかである。
さて、今日はどの河川に行こうか。。。

車を走らせ、適当なポイントに入って釣り開始。
何ヵ所か回るも、水温が高いためか反応が全くない、こんな時の釣りは難しい。

なるべく流れの速い筋を攻めていく。
あるポイントに来たとき、流れが山壁にぶつかり、駆け上がりが出来ているところが
あった。過去一度もサクラからの反応は無い場所だ。
ダメもとでルアーを山壁の際に入れてやる。そこから流れに押し出され時、ルアーが
ひったくられた。
「きた!」フッキング直後から凄い引きだ。
流れもあって中々寄せられない。こんな時は、サクラ自身で上ってきてもらう。
ロッドワークの操作でサクラを誘導。自ら遡上してきた。
なんとか寄せて、水中にネットを突っ込み救い上げる。
「あれっ!意外と小さい」。

しかしながら婚姻色がしっかり出た美しいサクラであった。
  


5月 サクラマス 64cm

朝から雨模様であったが、6時くらいから段々と雨はあがってきた。
今日も中流河川でやってみる。釣り開始からバイトが何度かあったが、活性がイマイ
チなのかしっかりと食ってこない。

ルアーを変えて攻めてみようかなぁ・・・
雰囲気がいいポイントだったので、ひと通り流したポイントをもう一度上流からやっ
てみる。上流へ戻り、アンサーをセット。適当なとこから再度釣り下る。

そして1投目。
沖にキャストしてリーリング開始。U-Effectに入る前のところで
「なんかリールのハンドルが重い?」「ルアーにゴミが引っかかったのか?」
ロッドを煽ってみる。するとロッドがグングン言っている。
「魚だ!」取りあえずアワセようかと思った瞬間、ロッドが持っていかれる。
向こうアワセになってしまった感じ・・・

そこから凄い引きが始まる。ぼけっと釣りをしていたのが、一気に目が覚める。
とんでもないパワーでドラグが引き出される。こっちも本気モードで対抗する。
「マズイ!ジャンプされる!」すかさずロッドを水中に沈める。沖で水面が避けるの
が見えた。ジャンプはギリギリで食止めた。

その後、随分とやりとりをし、やっとのことでネットに収めた。
「デカイ!」体高があるいい雄サクラだ。
写真と獲ってリリース。

アンサーはいい仕事をしてくれます。
今日は疲れたので、早めに終了。
 


5月 サクラマス 50cm

今日も中流域で朝からランガン。田植えの濁りが入っており釣りにくい状況。
少しでも条件のいい河川を狙って、県内あっちこっちと車を走らせる。

途中の河川でイワナ50cmをゲット!そのポイントで他2バイト。恐らくこれもイワナ
だろう。イワナが出だすとシーズンも終盤となる。

既に夕方、今日は3河川回ってきたが、サクラは出ない。
この場所で最後にしようと釣り下る。
陽が山に陰り、川全体が暗くなりかけた頃、「コツン」とした反応があり、身体が自
動アワセを入ると同時にロッドが絞り込まれる。
「きた!」凄いスピードで首振り反転を繰り返す。
一瞬水面に出た魚体はやや小柄。でもこのクラスは最後まで暴れまくる。

ランディングはドラグを緩めにして、いつターボの突っ込みが来てもいいように備え
る。寄せる時は、人差し指でスプールを抑えてサミングを取りながら対戦する。
ファイト中この操作が出来るかどうか、これもテクニックのひとつだ。

暴れまくるサクラをなんとかネットイン。
「意外と小さい。50cmあるか?」苦労した割には小さい魚体にちょっとがっかり。
先日ナナマルを獲っているだけに尚更である。

でも、小さくても1本は1本。今日は頑張った!
 


5月 サクラマス 70cm

朝から凄い風、多少雨も混じるかなりイマイチの天候だ。
こんな時はサクラの活性も悪いだろうなと思いながらも車を走らせる。

先日中流域、しかもかなり上の方でサクラを獲った。魚影の濃い薄いはあるが、どの
流域にもサクラは入っていると推測できる。これは大きな情報であり、確信をもって
どのポイントも攻めることができる。

しかし風が強いなぁー。川に着いてあらためて今日の苦戦を肌で感じる。
ラインスラッグが流され過ぎて、ルアーが変に引っ張られる。こうなるとサクラは食
ってこないのだ。
試行錯誤しながらもキャスティング角度を工夫して釣り下っていく。
ミノーだとほとんど飛ばないため、スプーンにチェンジ。この前いい思いをさせても
らったアンサーだ。

釣り下りながら、このポイントもそろそろ終わりにきたところで、ルアーに何か食っ
てきた。
強風の悪条件の中、既に集中力が切れていた。なんとなくアワセる。
「重い!・・・」
最初は木か大きなゴミを拾ったのかと思った。しかし次の瞬間サクラだと言うことが
わかった。
水面にギラッと反転してきたのが見えた「デカイ!」。

急に我に返り、エンジン全開、本気モードに入る。
川の流れも速いため、ロッドがフルに曲りドラグが出る。両手でロッドをサポートす
るが、とにかく重い。
なんとか走りを止めると、今度は流芯から動こうとしない。こちらも息を整え落ち着
く。
動かないサクラをSOULS Explorerのパワーで寄せる。やはりSOULSロッドは唯一無
二のサクラマスロッドだ。

ランディング体勢に入り、サクラを見るとほんとデカイ。この流れで上手くネットに
取り込めるか心配になる。
寄せては走られ、寄せては走られの連続。
最後は川の中に飛び込んでなんとかネットイン。全身ずぶ濡れだ・・・

「やっはりデカイ!」測って見るとなんと70cmある。ナナマルは久し振りだ。
魚体には網を掻い潜ってきような傷がある。鼻先は曲り貫禄もある。
まさに”猛者(モサ)”のような風貌である。
このDNAを途絶えさせるわけにはいかない。
写真を取りリリース。

この条件の悪い中、ナナマルが出るとは思わなかった。
更にアンサーは2連発でいい仕事をしてくれた。
今日は疲れた~いい勝負だった。
 


5月 サクラマス 57cm 

今週末は日中用事があったため、午後3時くらいに出発。
あまり時間もないので、中流域の河川でやってみることにした。
多少田んぼの代掻き濁りは入っているようだが、釣りに影響する程でもない。

最初のポイントでバイトらしき反応があった。フッキングまで至らなかったので犯人
は不明。
中流域はいろんな魚種がいるため、本命かどうかどうしても半信半疑となる。
良い方向に考えて「サクラが入っている」と言うことにして、まず自分の活性を上げ
る。これは意外と大切なことである。

その後、3か所ほどポイントを回り、そろそろ陽も傾いてきた為、ここがラストポイ
ント。
来るならここだと言うピンポイントの上流からエントリー。徐々に釣り下って行く。
そして速い流れの筋と緩い流れが交差するピンポイントにきた。推測するに底が岩盤
による駆け上がりとなっており、流速が複雑になっているのだろう。
サクラはのその駆け上がりの緩い流れに付いているハズ。

ややダウン気味の沖目に入れて沈める。レンジをキープしながらトレース開始。
ピンポイント若干手前でU-Effectでリアクションを入れる。その直後、ロッドに衝撃
が走る!
「ドカン!」、同時に身体が自動アワセを入れる。
「完璧!」
全て段取り通りの展開。フックも肉にめり込む感触があった。

そして元気のいい中流サクラと流れの中でのファイトが始まる。
57cm引き締まったボディーのナイスファイターであった。
しかもルアーはアンサー。このカラー結構釣れるなぁー。

ここまで遡上してきたサクラに敬意を表し、流れに帰ってもらった。
 


5月 サクラマス 69cm 53cm

段々と暖かくなり、下流域のサクラマスシーズンも終盤に入ってきた。
今年はサクラマスの遡上はイマイチのようで釣り人も少ない。まあその方がゆっくり
と釣りができるので、不漁の年の方が好都合だ。

今日は珍しく朝から活性が良い。釣り人がいない分擦れていないのかもしれない。
釣り開始して3投目、いきなりヒット!フルアワセを決めるがロッドが持っていかれ
る。
「重い!」ずっしりとした重量感が更に流れに押され、ジリジリとドラグが出ていく。
ここはとにかくステイで耐える。同時に魚を水面に出さないようにロッドを水面まで
倒す。
水中で首振りをする分には水の抵抗でルアーは簡単には外れない。

そこからロッドワークでサクラの体勢を立て直してやり定位させる。
ここまでくればひと安心。あとは騙しながら寄せてネットイン。
のハズが中々寄らない。何度も何度もターボの走りで突っ込まれる。ドラグは緩めに
して、指先のサミングでブレーキをかけ走りを止める。ここで止めすぎると水面を割
ってジャンプされる。このさじ加減は経験を積まないとわからないだろう。

ランディングテクニックを駆使し、なんとか寄せてネットイン。
「でかい!」69cm体高もあり今期一番の魚体である。
サクラマスは65cmを超えるとパワーのランクが上がる。これが70オーバーとなると
流芯に張り付き全く動かないようになる。久し振りの手応えであった。

その後、釣りを続けると食っては来ないがサクラの雰囲気を感じる。
ルアーをローテーションしてなんとか食わせヒットまで持ち込むがフックオフ。
50cm程の小さい奴だったので「まあーいいか」と気を取り直し再開。

5投毎にルアーを交換し攻めるとまたヒット。
しかし合わせを入れた瞬間に、テンションが無くなった?
なんとスイベルのロックが外れて伸びているのだ。恐らくルアー交換の際にロックが
ホルダー部のバリなどの上に仮止め状態で乗っていたのだろう。
完全にロックホルダー内部には格納されていなかったと思われる。
やってしまった、、、サクラはルアーを咥えたままだろうか・・・
ラインブレイク同様、釣り人としては絶対にやってはいけない事だ。
サクラマスに申し訳ない。。。
この失態は引き出しの一番上に入れておこう。過去トラとし再発防止をするために。

遅い朝食後もう一本掛け。今日の釣行は終了。
   


5月 サクラマス 57cm

5月に入り新年号「令和」に代わった。
令和第1号を狙ってがんばるも先日からの雨で川は増水、濁りが入って釣りにならない。
濁りの少ない中流域でやるも二匹目のドジョウは居なかった。
そう簡単に令和マスは釣らせてくれないようだ。

数日後、川が落ち着いたところで再度令和マス狙いへ。
増水も引いた感じで、濁りもささ濁り程度でいい感じだ。

しかしながら令和サクラからの反応は無し。そう簡単には釣らせてもらえないようだ。
また引き出しを開けてガチャガチャと過去のデータをひっくり返す。
すると・・・”この条件でミノーに反応が無い時は、スプーンのデッドスローが良い”
とのこと。

それではと・・・スプーンに変えてキャスト再開。
1投目、デッドスローでストラクチャーの後ろをU字でターンさせた瞬間、突然食って
きた。そこはこれまで何度もミノーで通したところ。
いつも思うことだが、サクラマス釣りは本当に不思議だ。
コンマ数秒で電撃のアワセを入れ、完璧フッキング。フックが肉にめり込む感覚があ
った。
私の勝ち!

”令和マス57cm”やっと獲った!
  


4月 サクラマス 50cm 63cm

桜の花も満開で段々と暖かくなってきた。日によっては暑いくらいだ。
さて今日はどこの川に行こうか。

釣り場に到着。川の雰囲気、流速、濁りなどを確認。
これに天候の条件を掛け合わせるとサクラがどのくらいの確率で食ってくるか予測で
きる。今日はいい感じだ。

しかしながら1時間くらい狙ったが全く反応なし。予測が外れたのか、攻め方が合っ
ていないのか。
そんな時は引き出しを開けて作戦を練る。
少しポイントを変えてロングロッドで大遠投、沖のポイントを狙ってみる。
数投目、ジャーキングのアクションに食ってきた。
ちょっと小さ目のサクラ。
今日は沖目に付いていることがわかった。それではと集中的に沖へフルキャスト。
やっぱり居た。がっちりアワセを入れてヒット。今度は大きいのか、中々寄ってこな
い。下流に流されると面倒なので、ここはロッドパワーで寄せる。
かなり苦戦しながらもやっとのことでネットイン。

今年一番の強敵だ。
そして平成最後のサクラマスとなった。
   


4月 サクラマス 64cm 

そろそろ中流域もいいのではと視察釣行。
雪はまだ少し残っているが、河原までは問題なく行ける。雪代の影響でやや増水傾向
で濁りもあるがサクラは遡上してきているのだろうか。

出来るだけ派手なルアーで緩い流れのポイントを集中して攻める。
遡上数が少ないだけに確率は低い少しでもサクラが付きそうなところを狙う。

ポイントの奥の速い流れにキャストしてレンジを下げていく。U字を切って緩い流れ
に入ったところで、トイッチを入れると「ドカン」とルアーがひったくられる。
アワセと同時にサクラが水面へジャンプ。
「いた!しかもデカイ!」
サクラのパワーと流れの勢いで身体が持っていかれそうだ。
中流域のゲームはこれだから面白い。
なんとかサクラを流れから引き離し寄せる。そして上流の浅場に自分で上って行くよ
うに仕向ける。ネットイン出来そうな場所まで誘導して一発で仕留める。
今期初の中流サクラゲット。この時期でもこんな上まで遡上しているんだ・・・

いいサクラだ。今期最大の64cm。
下流がダメなら中流域に行ってみるもんだな・・・
また引き出しが増えた。
 


4月 サクラマス 50cm 55cm  

前回いい釣りが出来たので、今日はのんびりとやるか。
サクラが釣れていないため、釣り人は少なくどこにでも入れる。不漁の年の方がいい
かも。

川は既に雪代が始まっておりやや増水気味、濁りもあるがなんとかなる感じ。
適当にポイントを移動しながらランガン。
沖から手前の駆け上がりになるところでヒット。結構いい引きするので期待したが50
cm。小さいやつほど最後まで走るなぁ。。。

天気が良くなってきたので、どんどんとポイント移動しながら探る。
過去実績ゼロのポイントで今日2本目ヒット!これも元気はいいが・・・
55cmでイマイチ小柄。

でも釣れていない状況で2本は出来過ぎ。
   


4月 サクラマス 54cm 51cm 61cm 

4月に入っても遡上は少なく、あまり釣れていないようだ。
おまけに先日は、赤川で土手に車を止めていたところ、他の釣り人の車に後ろからぶ
つけられるという災難に遭ってしまった。私は車の外に出ていて前方の方に居たので、
事故に巻き込まれることは無かったが、もし後ろで釣り支度をしていたら完全に身体
が挟まれていたところだ。

今日は釣果どうだろうか・・・・
前日までやや増水していたが、少し治まったようだ。雰囲気も悪くない。
釣りを始めて間もなく1本目がヒット。フルキャストした沖目でミノーのテンション
が1ターン分抜けた。同時にフルアワセを決める。

時々ロッドが固いとルアーが魚に弾かれると言う人がいる。
その人はサクラのバイトスピードに対して、アワセを入れるのが遅い、またはサクラ
のバイトがわからない為、しっかりアワセを入れることができない人だと思う。

前者は一瞬のバイトへの反射神経が悪いと言うか遅い、または腕力が無いためにサク
ラの反応スピードに付いて行けていない人。
後者は経験不足。サクラのバイトは10本掛けたら10通りのバイトパターンがあると
思っていい。ルアーがひったくられるバイトなんて、そんなあるものではない。
「もそっ」と何かが触れたようなバイトも多々ある。

ルアーをリーリングしているとき、葉っぱがラインに触れる感覚、今何本目の流れの
筋を横切ったか、ストラクチャーの裏の緩い流を通過したかなど、これらの感覚がわ
からないうちはサクラの繊細なバイトは捉えられないだろう。
これが毎年何本も釣る人、釣れない人の差が出る要因のひとつだ。

さて本題に戻ろう。サクラはこちらに向かって食い上げのバイトで食ってきたようだ。
手元にはバイトの振動は全く伝わって来なかった。

掛けたサクラは流れに乗り下っていく。
ロッドワークでなんとかサクラの体勢を落ち着かせる。首振りを凌げばもうこっちの
もの。少しずつ寄せて一発ネットイン。

その後30分程反応なし・・・
それではと、ルアーをガンガントイッチできるものに交換。
激しくアクションを入れてやるとルアーに違和感あり、直ぐにアワセると「ガッツ」
とフッキング。やや小ぶりの2本目。

ポイントを休ませるために冷え切ったおにぎりとコーヒーで朝飯をとる。
30分程休ませた後、再開。
見切られる前にルアーチェンジを早めにして、水中のポイントを3次元でイメージ。
トレースコースとレンジをすべて計算し正確に攻める。

一巡して反応なし。再度リセットして初めからやり直す。
その一発目にヒット。意外と表層に近いところで出た。急に目先を変えたのが良かった
のかも。

今日は3本、久し振りの釣果に満足。
 


4月 

4月1日今日は秋田のサクラマス解禁日。
早いものでもう4月かぁ~3月は出だしは良かったが、その後サクラの遡上は少なく苦
戦。なんとか秋田解禁で調子を取り戻したいところだが・・・

明るくなる前にポイントに到着。以外にも誰も居ない!それもそのハズ。
夜中から雪が降り出し米代川流域一面真っ白な状況。気温もかなり寒い。
薄明るくなってから準備をして、釣り場に出向く。

水の雰囲気も良くいい感じであるが、反応が全くない。
8時を過ぎると人が入れ替わりやってくるが、みんな諦めが早い。

やってしまった・・・解禁日朝イチを外した。

その後、1日中ポイントを回ってみるがどこも全く反応がない。
雪化粧の山々と白鳥は綺麗・・・写真をパチリ

残念ながら明日は仕事なので、夕方で帰宅。


3月 サクラマス 52cm  

大本流をウェーディングしての釣り。
今年はイマイチぱっとしないとの情報であるが、どうだろうか・・・

流れを流しては上流へ戻り、3順ほどするが反応なし。川原に上がって休憩。
その後、更に攻めるがやっぱり反応がない。
「ん・・・やっぱり魚が今年は魚が薄いのかな・・・」と諦めながらもラスト1順。

かけ上がりになるところのポイントに来たとき、「来たー!!!」
でも私ではない。隣でやっていた妻のロッドが曲がっている。「えええマジかよ~」
やられた感ありありながらもファイトを見守る。
中々いいファイトをしている。そして寄せながらネットイン。
素晴らしい、あっぱれです。

サクラはリリースするとのこと。
 


3月 サクラマス 62cm

朝から魚の雰囲気はある。
2時間くらい粘ったが、小バイトのみで食ってこない。

引き出しを次から次へと開けて考えてた結果、
「ポイントへのトレース角度を変えてやるといいかも」との攻略法を思い出した。
立ち位置をかけて、ルアーをポイント沖にキャスト。リトリーブでレンジを下げてピ
ンポイントへ入れてやる。そしてトイッチを入れた瞬間に、強烈なバイトが。。。

作戦成功!62cmの立派なサクラだ。
今日は私の勝ち。
  


3月 サクラマス 51cm  

3月 サクラマス 51cm

今日は午後からゆっくり出発。
川原の土手を車で流しながら、いい感じのところを数か所攻めてみる。
全く反応が無い。結構人が入っているようだ。もうスレたのだろうか・・・

休憩後、川幅のあるポイントでミノーイングするも全く反応がない。ミノーを入れた
あとスプーンで同じトレースをすると釣れるんだよな~と過去の似た状況を思い出し
スプーンをセット。

U-Effectを入れた次の瞬間、いきなりひったくられた!
ヒット!太い流れに乗り下られる。ここで追いかけてはダメ。
サクラの体勢さえ整えば、自分で流れを遡上してくる。
なるべくサクラにテンションを掛けないように丁寧にやりとりをする。

足元に寄せて一発ネットイン。
あれ!意外と小さい。
まあいいや。今日はこれで終了。
 


3月 サクラマス
58cm 50cm 57cm 58cm 55cm 59cm 

3月になり山形もようやくシーズンイン。
この日は朝から調子が良く、魚の魚影を感じる。

十分明るくなってからキャスト開始。
DEEP DIVE トイッチングで誘いながら数投目、小さなバイトと同時に身体が自動合
わせに入っている。ロッドが絞り込まれる。体勢を低くし、ロッド先端を水中に突っ
込む。水面は割らせない!

少しづつ寄せながらネットを準備。サクラの動きを予測しロッドワークで走りをブ
ロック。
最後は水中で一発でネットイン。一度サクラを水面に出すことなく仕留めた。
アワセからの一連のやり取りは、しっかり身体が覚えているようだ。
体高のあるいいサクラだー。

1本目が出たので随分と気が楽になった。
数投後、2本目がヒット。ちょっと小ぶりではあるが、サクラマスは50cm前後の魚
体が一番といつまでも暴れる。中々弱らないのだ。
かなり苦労しながらもネットイン。

続けて2本掛けた。50cm後半のまずまずの魚体だ。
これもロッドワークで水面に出すことなく仕留めた。

その後小さなバイトはあるが、フッキングに至るまで食ってこなくなった。
それならと作戦変更。ルアーを交換し激しい連続トイッチでリアクションバイト攻
撃に。
直後にヒット!作戦成功、一発で食ってきた。55cmのいいサクラだ。
次のキャストでもう一本掛けて寄せたが、残念ながらバラシ。
激しいアクションの場合、しっかりと口にフッキングさせる確率が低い。
できればスローか途中ノンアクションリーリングを入れた時に食ってもらいたいも
のだ。

今日はもう満足。
反応も無くなったため、おにぎりタイム。
その間も水面を見ながら、第六感を聴かせる。
サクラはまだ居るような気がする。

ルアーを重いモノに交換し底を攻める。
根がかりが心配だがロスト覚悟で底のストラクチャーに突っ込ませる。そこから今
後はジャーキング。
ロッドを煽りながら狂ったようにロッドアクションを入れる。
ヒット!やっぱり居たか。パワーでストラクチャーから引き離し、水面直下でのフ
ァイトに持ち込む。
中々寄らなかったが、ロッドのパワーで寄せる。
一発で仕留めてゲット。59cmの今日イチの魚体だ。

今年もいいスタートが切れた。
 


2月 
2019サクラマスシーズンも追波から始まった。
3月からの山形解禁前にひと通り釣りの感覚を確認するため、更にタックルの装備に問
題がないか、ルアーは揃っているかなど、チェックの意味合いもある。
もちろん出来れば1本掛けてやり取りからランディングまでの感覚も確認したいところ
だが・・・

天気も良くいい感じではあったが、どこも反応は無く、初釣行は無理せずに終了。
しかし川原の樹木が随分と伐採されている。本当にこの伐採は必要なのだろうか?
赤川も数年前に河原や中州の樹木が根こそぎ伐採された。しかし最近では草が生い茂
り新たな樹木が生え始めた。あと数年もすれば以前に近い状態まで戻るような勢いだ。
これ以上のコメントは控えるけど・・・何のためにやっているのやら。