2023 Season

2月 サクラマス 58cm 
日中は大体ランニング練習のため、釣りはせずに10km前後走っている。石巻近郊は雪が無く、日差しがあるため暖かい。冬のランニングの練習場所には良いところだ。
 この日も12km程走り、そのあと休憩していたら、もうすでに夕方4時を回ってしまった。既にサクラは2本獲っているので、気持ち的にも余裕がある。取りあえず、準備をして釣り場に出向く。コンクリート護岸をキャストしながら釣りどんどんと下って行く。しかし水位が低いためか?立ち位置が高くしっくりとこない。もう一段護岸のブロックを降りて、水際まで降りようかと移動した瞬間、コンクリートの表面で滑り、そのまま川に「ドボンッ!」やってしまった。なんとか水中から這い上がったが、ウエダーの中にも水が!身体とロッド、新品の”OKネット”は無事のようだ。びしょびしょでどうしようかと思ったが、もう少しだけ釣り継続。ずぶ濡れになりながら更に釣り下ると、沖の水面に微妙な変化があることに気が付いた。今までは気づかなかったが、恐らく水中になんらかのストラクチャーが沈んでいるのだろう。ここを狙って最後にしよう。時間は既に5時15分を回り、空には月と一番星が輝いている。上流に移動しアンサーをセット。60度の角度でダウンクロス。そこからポイントの前方45度の角度までリフティングを繰り返し、上空でU-EFFECTを入れてやる。「ここで食ってくるハズ!」と思った瞬間、アンサーがひったくられた。同時に身体が自動アワセに入る。首振りの感触からサクラだと確信するが、手前まで寄せても暗くて見えない。新品の”OKネット”をリリーサーから外し、大体の狙いを付けて一発ネットイン。「やった!」今回はアクシデントはあったが、しっかりと狙って獲ることができた。しかしこの”OKネット”はデカイ。適当に救ったけどうまくネットインできた。この大きさなら70cmのサクラマスでも余裕でネットに入るなぁ~。土手の車に戻った時には、もう既に真っ暗になっていた。

2月 サクラマス 57cm 
早朝、まだ暗いうちに自宅を出発しようと思ったが、なんと大雪。どうするかと悩んだが、隣は南国の仙台市なので、峠を安全運転で越えればあとは雪が無くなるハズ?!と出発。しかしながら峠を越えても雪雪雪で結局仙台まで雪道。ゆっくり休憩しながら石巻まで行くとなんとこちらも大雪ではないか!!!コンビニの店員に尋ねると久し振りにかなり積もったとのこと。追波川の堤防まで行き車を止めるが、数台の車しかいない。それもそのハズ。見える範囲一面が雪で、河原まで行くのも一苦労。スノーシューも持ってきていないので最悪な時に来てしまった。道の駅に戻り、休憩しゆっくりとコーヒタイム。TVを見ながらどうするか考えたが、来てしまったからには仕方がない。追波川の土手にへ戻り着替えをして、ラッセルしながら川原まで歩く~。到着した時には汗だくになっていた。天候も悪く冷たい粉雪が吹雪いてくる状況で、周りには釣り人はだれも居ない。失敗した~今日来るんじゃなかった~!しかしながら、このあと努力は報われる。
 折角来たのだからとだれも居ないポイントを独り占め。先頭から数投しながら釣り下り、そして数分もしないうちに「ヒット!」。沖の水面にギラリと光るシルバーメタリックが見えた。「マジかよ」信じられないこの状況に目を疑ったが、何度も水面近くでギラギラする。結構引くので慎重に時間を掛けながら寄せる。一発でネットインしたサクラは57cm。まずまずの体高のサクラだ。雪の上に横たえた”雪サクラ”に暫し見惚れる。追波川はサクラがいるんだなぁ~遡上の少ない赤川ではこんな条件でサクラが釣れるなんてほぼない。太平洋側の遡上量の多さに驚かされる。今期2本目、運がいいのか悪いのかわからないが、3回の釣行で2本の釣果は、取りあえず「サクラマスには愛されている」ようだ。

2月 サクラマス 55cm 
2月に入って2023サクラマスシーズン2回目の釣行。この時期は早く行って朝一に攻めたとしても、あまり釣果は期待できない。明るくなってからのんびりとお出かけ。現地に到着したのは日も高くなってから。現地は天気もまずまずで、土手には車が十数台程度あり。対岸にもまずまずの人出が見える。川に降りて、最近の情報を聞くとポツリポツリとではあるが上がっているとのこと。それではと釣りを開始するが、流れが弱くただただルアーを投げては引くだけで、直ぐに飽きてしまう。約30分くらいでポイントを移動しながら河口近くまで様子を見ながらやってみるが反応はなし。結構寒いのでお店でラーメンを食べては、車で休憩する時間が長くなる。もう夕方の17時近い、釣り人は誰も居なくなり薄暗くなってきた。そろそろ帰ろうかと移動しながらキャストをしていると、なにやらヒット。「ああ?なんだ?」マルタウグイかなにか外道でも掛ったと思った。引きはまあまあで首振りっぽい感じ?「いやいや違う違う」ラインがローリングで”カリカリ”と弾かれる感触もある。「そんな訳はない」。取りあえず慎重に寄せに入ると沖で白い腹が見えたような気がする「マルタウグイのスレも白い腹を出して浮かぶからな・・・」と外道だとばかり思っていた。そして近くに寄せて、姿を見てやろうとリフトアップ。”ギラリ”と光って現れたのは、なんとシルバーメタリック!!!「サクラだぁ~~~!!!」。突然、全力本気モード。ネットをリリーサーから抜きランディング体勢を取る。なんどかターボの走りをいなし、一発ネットイン!「マジかよ」。まるで夢を見ているようだ。この時期にサクラが釣れるなんて・・・昨年よりも早い1本目は、55cmの綺麗なサクラマスであった。 

1月 
2023シーズンが始まった。まだまだ早いと思いながらもオフシーズンはサクラタックルをほとんど小屋に仕舞いっ放しのため、半年も経つと何が必要だったのか忘れてしまう。しかも夏サクラ仕様のままで冬サクラ仕様に戻す必要もある。一応全てを車に詰め込んだものの多分忘れ物はあるだろうなぁ・・・まずは現場でウエアーを着て、ロッドを振ってみないことには・・・と言うことで北上へドライブ。高速で約2時間弱なので、ちょっとしたドライブ気分。途中、実弟の家もあるので、甥っ子の顔見に寄ってみるのもいい。
 9時頃現地に到着し驚いたのは、土手に車が1台もない!対岸の駐車場にもなさそうだ。これは解禁日を間違えたのかと思った。これは嫌な予感がする。少し様子見をするが、まずは行ってみよう!!久し振りの河川を前に「また始まるのかぁ~」となんか重いため息・・・準備してきたものに不足はないようだが、なんとウェダーから浸水していた。夏の間も暑い小屋に置いたままにしていたから劣化したのだろうか?穴は見当たらないようだけど1シーズンも使っていないのに(涙)。結局釣り人は誰にも会わずにポイント変更しながら3時間程して終了。
 帰り道の地元の釣具屋さんで情報を聞いたところ、追波で解禁日に1本上がったらしいが、その後は釣れた情報は入っていないとの事。確か昨年は解禁日に5本程度で、その後もポツリポツリと釣れていた。今年はまだ先なのだろうか?釣れていないから釣り人が居ないのか~。